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人生は4,000週間!「限りある時間の使い方」

文献

「限りある時間の使い方」(かんき出版)を読みました。

80歳まで生きるとして私たちの時間は4,000週間しかありません。

この限られた時間の中で先のことを心配して「未来を確実なものにしたい」と願うことは無意味です。

将来のために時間を使うのではなく“今”に時間を使う!

例えば、自分の将来に備えて勉強ばかりに時間を使い、楽しいことを我慢するという考えは時間を無駄に過ごしています。

明日私たちは死ねかもしれません。

将来のことばかり考えるのではなく今しかできないことに時間を使うべきです。

たくさんあるタスクは“やらない”と決める!

1日の仕事を終えて「あーっ、今日やりたかったことが何もできていない」と後悔することが多々あります。

電話対応や飛び込みの入所相談、施設医からの指示などで予定通りに1日の仕事が全く進みません。

「多少予定がずれても構わないから何とかこれだけはしよう!」と前日に手帳に書き込んでいてもやっぱりできなかった‥という日があります。

1日のタスクを全て網羅し「やり切った!」とガッツポーズできる日がくることを願って時間術の本を探していました。

朝一番にタスクを作り、前日にできなかったタスクも追加する。

この作業を毎日続けても全てのタスクをやり切る日は絶対に訪れないと頭ではわかっていました。

この本を読んで、いつかすべてのことが片付いて完璧な時間を手に入れるというのは幻想だとわかりました。

無限にあるように思えるタスクにどう取り組むか。

やらないことです。

単純で1番簡単なことです。

時間はいくらあっても足りないということを知り納得しました。

「仕事の量は、完成のために利用可能な時間をすべて満たすまで膨張する」という「パーキンソンの法則」があります。

何に“注意”を向けるかで人生の質が変わる

人生で重要なことは何に注意を向けるかということです。

自分のこと、興味があること、楽しいことに注意を向けることができれば人生の時間を有意義なものにできます。

限られた時間だからこそ注意を向ける対象を自分で選びたいです。

注意には意識しなくても自然に入ってくる情報「ボトムアップ型の注意」と意識的に注意をコントロールできる「トップダウン型の注意」があります。

トップダウン型注意をうまく使えれば人生の質は高くなります。

事例として『夜と霧』を書いたオーストリアの心理療法家ヴィクトリー・フランクルは自分に注意を向けることで強制収容所に収容された際、絶望することなく生き延びることができました。

看守に虫けらのように扱われても自分の内側を見つめることで外部からの刺激に惑わされることはありませんでした。

外部の刺激に惑わされずに生きれたらどんなにいいかと思いますが、私にはとても難しいです。

相手の反応や発言にいちいち反応してしまい、落ち込んだり、悩んだりしてしまいます。

ヴィクトリー・フランクルの『夜と霧』を読んでみたいと思いました。

余暇はのんびり過ごすのが1番!

「仕事のために休む」という考えをよく聞きます。

確かに「しっかり休んで仕事のために体力を回復させよう」と考えています。

余暇が仕事のための回復期間になっています。

では休みをどのように過ごせば良いか。

何もせずのんびり過ごすことこそが1番有意義な過ごし方です。

4,000週間しかない人生は今を楽しむために使う!

時間内にタスクを終わらせて、やりたいことを全て網羅するために試行錯誤しても時間に勝つことはできません。

例えば1週間先の予定を立てても他の予定が入って変更になることもあります。

先のことは決して確実にはなりません。

一瞬の時間の連続が人生なら今この時を精一杯楽しめばいいと思いました。

人生は4,000週間しかないのですから。

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