私は現在、高齢者施設で相談業務に従事している社会福祉士です。
社会福祉士って何?どんな仕事⁇と思っている人は多いと思います。
簡単にいうと、困っている人の問題解決のお手伝いをする仕事です。
相談に乗り、関係機関、他職種と連携しながら支援します。
社会福祉士の知識や技術をしっかり身につけている人はヒーローだと思います。
この問題にはこのサービス、こっちの問題にはこの制度という風に、問題を適切にやっつけられるものを提案できるなんてカッコいい!!
私が勤めている高齢者施設は介護老人保健施設で通称「老健」と言われています。
老健の役割は在宅復帰を目標にリハビリを行うことです。
「自宅で介護するのはもう限界。どうしたらいいかわからない」
「病院から治療が終了したので退院してほしいと言われた。まだ体力が戻ってなくて歩けないのにどうしたらいい?」という相談を受けます。
家族や本人から生活歴、病歴、リハビリの目標を聞き取り施設入所の手続きを行います。
リハビリが終了した頃にご家族と相談し自宅に帰るか、自宅に代わる生活施設に入所するのか方向性を確認します。
自宅に帰る場合は、居宅ケアマネや、自宅に帰った時に利用する通所施設の担当者などと連携しながら自宅退所に向けて進めて行きます。
自宅に帰った後も、再度リハビリが必要になった際には再入所の相談を受けます。
以上が老健で働く社会福祉士の業務になります。
社会福祉士の活躍の場は高齢者分野だけでなく障害者分野、児童分野、地域福祉、行政機関など多岐に渡ります。
全ての分野に共通している社会福祉士の役割は「相談」「連携」「支援」です。
私が福祉の仕事に興味を持ったのは母親がきっかけです。
母親が医療福祉関係の仕事をしていたわけではありません。
母親が統合失調症を患っていたため、小学5年生頃から病気や障害で困っている人を助けられる仕事があったらいいなと思うようになりました。
何がいいだろう?医者?看護師?
「医者になれるほど賢くないし、薬を扱う仕事は怖いなぁ」と思っていました。
中学生の頃だったか、記憶が曖昧ですが、進研ゼミで将来の仕事について特集がありました。
そこで、社会福祉士、精神保健福祉士の仕事を知りました。
まだ子どもだった私は
「薬を扱わなくていいんだ!人の役に立てる仕事が見つかった!」と嬉しくなりました。
4年制福祉大学を卒業し、社会福祉士、精神保健福祉士の国家資格を取りました。
大学卒業後は精神科病院で精神保健福祉士(PSW)として働き、現在は老健で社会福祉士として働いています。
社会福祉士として必要な技術は
①伝えること
②傾聴すること
だと業務を通じて感じています。
この2つが自信を持ってできるようになれば、「困ったことがあれば、ここに相談して、こんな制度があって、手続きはこうしたらいいんですよ」と皆さんに発表できるようになりたいと思っています。
でも私は人前で話すのが苦手です。
すぐ噛むし‥長く話していると話がまとまらなくなり自分で何を話しているかわからなくなります。
このままではいけない。
本を読んで勉強することにしました。
本棚に入りきらなくなるぐらいに本を読みましたが知識が身に付いているのか微妙です。
私が業務で得た知識や、本で得た知識を文章にすることで自分自身も改めて頭の中を整理し吸収したいと思っています。
また、引っ込み思案で口下手な私でも社会福祉士として成長し、困っている方々のお役に立てるヒーローを目指したいです。
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